2019年度も、残り1カ月となりました。社員の皆さんは、自分自身の「目指すべき姿」に近付くことはできているでしょうか?あるいは、既に実現できたという人もいるかもしれません。
2019年度は、われわれが進めてきた「中期経営計画(2017-2019)『Next Stage 1』」の最終年度。3年前に、「積極的成長に向けた競争力の強化」という基本方針を定めて、急激な世の中の変化を敏感にキャッチし、チャンスにつなげられるように、全社員で日々果敢に取り組んできました。
この3年間で、私が事業環境に対して強く感じたのは、世の中の環境変化や技術進化のスピードが、想像していたよりもはるかに早く、かつ圧倒的なスケールだったということです。まさに、既存の産業構造や勢力図が大きく変化する「過渡期」であったと言えるのではないでしょうか。今後も、デジタル化の波やグローバル化の波の押し寄せるパワーはさらに増し、技術トレンドの変化は加速すると思われます。
だからこそ皆さんは、「既成概念」にとらわれてはいけません。「自身が変わらなくても生きていける世の中が平時」、という概念は変化し、「新しいことにチャレンジし続けないと通用しない、生き残れない世の中が平時」になるのだと想定しておくべきです。これからはむしろ、「進化」を繰り返すことが「安定した働き方」を得られる近道なのかもしれません。常日頃から、「自分は経験がないからできない」ではなく、「何を学べばそれができるのか、任されるのか」というポジティブ思考を習慣づけることがとても大事です。さらには、次世代のものづくりの価値につながる先端技術を自らキャッチして学び、行動することで、「自分の強み」を輝かせる必要があります。
4月より新しい3カ年の中期経営計画がスタートします。「『人と技術』でものづくりの核心を担うエンジニア集団」として、製造業の設計・開発業務市場とエンジニアの労働市場の双方において、高付加価値を追求し続けることを目指します。そして、事業活動を通して、世の中の課題解決に貢献していきます。社員一人一人が、高い志と強い情熱を持って、未来に向かって挑戦していきましょう。
代表取締役社長
國分 秀世