2020年4月より、新しい3ヵ年の中期経営計画「メイテックグループ 中期経営計画[2020-2022]『The Transformation』」をスタートします。
新しい中期経営計画の名称は、『The Transformation』。意味するところは、まさに「変革」です。われわれ自身が世の中の変化の潮流を見極めて、グループの事業モデルを「変革」し、唯一無二の存在を目指します。そして、製造業のお客さまや世の中のエンジニアに対し、高付加価値を提供し続けていくことで、事業を通して「人と技術」で世の中に価値貢献していく。そのためにも今、社員一丸となって「変革」していく必要があるのです。
では、私が皆さんに求める「変革」とは何かといえば、次の4つの要素があります。
1.マインドチェンジ(思考の転換)
2.限界を決めない
3.変えていくために行動する
4.成果にこだわる
これはすなわち、社員の皆さんが、既存の成功体験や先入観に捉われることなく、世の中が期待する最上級の技術や能力を追求し、磨き、究めて、製造業のお客さまに提供することで、豊かな未来づくりに貢献していくことだと言えます。
もうすでに世の中は、猛烈なスピードで技術の進歩と環境の変化へと走り出しています。われわれは、そのスピードに追いつき、追い越すために、今すぐグループが一体となって、高付加価値を追求する事業モデルへと「変革」していかなければなりません。
2020年度の最初に発行する社内報「SYORYU」春号(2020年4月発行)でも、2030年の未来予測からのさまざまな「変化」について、社内外の視点で取り上げています。その中で私が特に気になった内容として、日経BP総合研究所未来ラボの上席研究員である朝倉 博史氏のインタビュー記事があります。記事の中で朝倉氏は、「『未来を構想し、バックキャスティングで現在の立ち位置や進むべき方向を考えることができる人材が、これからの重要なエンジニア像だ」と語られています。バックキャスティング(未来からの発想法)ができるエンジニアとは、今顕在化しているニーズだけでなく、将来の社会課題を構想できる「想像力」、その課題を解決に導ける「技術力」を兼ね備えているエンジニアと考えます。社員の皆さんにもぜひ読んでもらいたい。そして、現状の延長線上で物事を考えていた人は、これを機に発想の転換に挑戦してほしいと思います。これも重要な『The Transformation』です。
代表取締役社長
國分 秀世