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現役エンジニア500人に聞きました!「3Dプリンタの活用調査」

3Dプリンタ元年の2013年を振り返る、現役エンジニア500人大調査 3Dプリンタを利用したことがある人は仕事では7.7%、プライベートでは1.6% 3Dプリンタを使ったことがない人の内今後使ってみたい人は62.9% 作りたい物は「インテリア」(46.4%)、「模型・プラモ」(45.4%)

個人用3Dプリンタ市場が本格化し、各種サービスも登場するなど盛り上がりを見せた2013年。年末に際してこのムーブメントの実態を振り返るため、エンジニアが“ものづくり”で“つながる”新ウェブサイト「fabcross」(ファブクロス)は、現役エンジニア500名を対象に「3Dプリンタの購入の有無、利用経験、満足度」などを調査しました。

この結果、3Dプリンタの認知率は95%と高い一方、利用したことがあるエンジニアは仕事用・個人用含めてわずか8.1%という結果となり、業務・プライベート両面で、現場への普及はまだまだこれから期待されていることがわかりました。 その期待感の裏付けとして、3Dプリンタを使ったことのないエンジニアに、今後使ってみたいか訪ねたところ、およそ3分の2となる62.9%が使ってみたいと答えました。 また、個人用3Dプリンタを購入した人は、500人中わずか1名。購入に踏み切れない人の理由としては、価格面が最大のポイントとなっています。 調査結果のレポートは以下にてご覧いただけるほか、アンケート設問全文と結果のデータグラフデータは、以下のURLでご覧いただけます。

認知度は95%と高いが、利用経験者は仕事・プライベート合わせ8.1%にとどまる

利用経験者のうち、ほとんどは仕事の場でのみ利用(使ったことがある人全8.1%中、6.5%)。個人用として使ったことがあるのは、1.6%(グラフ2、個人用として使ったことがある+仕事用・個人用の両方で使ったことがある)となっています。
➢ 仕事で利用経験がある人は「仕事の道具」という認識が強いと考えられます。

3Dプリンタ未利用者の中では「使ってみたい」「やや使ってみたい」が62.9%

3Dプリンタを使ったことのない人に、今後の利用意向を訪ねたところ、「使ってみたい」23.3%、「やや使ってみたい」39.6%となり、使ってみたいと思っている人は合計62.9%に上りました(グラフ3)。
使ってみたいと思っている人にその用途を聞いてみると、個人用として使ってみたい人が51.6%と過半数に。業務、個人用両方での興味を持つ人を含めると76.1%と4分の3以上が期待を寄せています(グラフ4)。

また、今後使ってみたい人の用途としては、仕事用では「試作品」78.0%と最も多く、次いで「勉強やスキルアップ」(21.3%)、「最終的な部品や製品」に活用したい人が15.3%という順位になりました。
個人用で使用したいと考える人の使用目的は「自分の趣味」が最も多く75.8%、次いで「勉強やスキルアップ」(21.6%)、「試作品」(18.6%)、「最終部品や製品」(9.3%)の順となりました。
➢ まだ使ったことのない人は、個人用の用途としての興味が強いようです。

3Dプリンタ未体験エンジニアが3Dプリンターで作りたいもの2大分野は、「インテリア」(46.4%)と「模型・プラモ」(45.4%)

今後、趣味で使いたいと答えた人の中で、具体的にどのような分野の物を作りたいのか聞いてみたところ、内訳はグラフ5の通りとなりました。
「インテリアやその部品」(46.4%)と「模型・プラモデルやその部品」(45.4%)が2大興味分野となっており、次いで「機械の部品」32.8%、「フィギュアやその部品」28.4%、「アクセサリーやその部品」25.7%と続きました。
その他の回答としては、釣り具、釣りのルアー、メタルジグの型と釣り関連の回答が集まった他、入れ歯、家具など実用的な回答も見られました。

個人用3Dプリンタを購入し利用した人はわずか1名、全回答者中0.2%。「今後購入したい」「やや購入したい」と答えたのは27.0%

エンジニア500名へ個人用3Dプリンターの購入経験について聞くと、購入者は1名という驚きの結果が出ました。一方、まだ購入したことのない人に、購入意向を聞くと、「購入したい」9.2%、「やや購入したい」17.8%となり、合計27.0%と4分の1以上の人が購入に意欲的だと分かりました。
理由を聞くと、「価格が手頃になったから」が最も多く33.3%、以下「個人でも製品を作れる」27.1%、「法人向けより安く購入できる」25.0%、「試作品が安く作れそう」22.9%と続きました。

購入慎重派は72.8%。理由としては「価格が高い」が最も多く66.8%。次いで「消耗品費や維持費が高そう」が40.1%と価格に関する悩みが大半

購入意向について慎重派は合計72.8%で、内訳は「どちらともいえない」26.4%、「あまり購入したいと思わない」17.0%、「購入したいと思わない」29.4%となっています。
理由としては「価格が高い」66.8%、「消耗品費や維持費が高そう」40.1%と費用に対する懸念が強い他、「置き場所がない」という現実的な悩みが22.9%、「新しい商品のためまだ買い時ではない」という様子見派が18.0%となっています。

利用経験者のうち、3Dプリンターの利用場所は「職場のもの」が第1位(80.5%)、次いで3Dプリントサービス(14.6%)。個人所有者は1名(利用経験者中2.4%)(グラフ6)。

業務用、個人向け、3Dプリントサービスそれぞれを利用した人に満足度を聞いたところ、業務用の満足度は「満足」「やや満足」を合わせた満足派が過半数の54.5%(「満足している」12.1%、「やや満足している」42.4%)、個人向けは「やや満足」の回答(1名のみ)、3Dプリントサービスの満足度は「どちらとも言えない」が83.3%でした。

【調査概要】

調査方法:ネットリサーチ 株式会社インテージ調べ

期間:2013年12月13日〜15日
対象:全国の機械系エンジニア534名
性別:男性492名・女性42名
業種:機械系エンジニア105名、電気・電子系エンジニア107名、
    マイコンシステム系エンジニア109名、IT系エンジニア106名、化学系エンジニア107名

【fabcrossについて】

「作りたいものは何でも自分で作る」という考え方で、ものづくりに熱中する人たちを私たちは応援します。「fabsross」ではメイカーズと呼ばれる新たなものづくりの旗手や、パーソナルファブリケーションと呼ばれる、欲しいものは自分で作る文化にまつわる人やモノ、情報を紹介します。また、ワークショップなどのイベントの開催を通じて、さまざまなものづくりを知るきっかけを提供します。作ることのうれしさ・楽しさをきっかけに、人と技術が繋がる世界をfabcrossは伝えていきます。

【メイテックグループについて】

メイテックグループは、エンジニアのキャリアを支援することを事業コンセプトに、設計・開発から、解析・評価、設計補助まで、幅広い業務領域に対応した技術者派遣サービスを中心として、エンジニアに関わるサービスを提供しております。 グループで、約7,000名の正社員エンジニアが働いており、取引先は大手製造業を中心に、常時1,000社以上、延べ4,000社以上の取引実績があります。

【「fabcross」の運営会社の概要】

 株式会社all engineer.jp
 会社所在地  〒107-0052 東京都港区赤坂8-5-26 赤坂DSビル
 代表者  矢部 哲也
 資本金  70,000,000円
 主な事業概要  ・日本最大級のエンジニア求人情報サイトの運営
求人情報サイト『all engineer[転職]』 (http://all-engineer.jp/)
・その他エンジニア向け情報、ソリューション提供サービス
資本比率 株式会社メイテックの100%子会社

メイテックグループでは、世の中のエンジニア同士が「ものづくり」でつながり合う、支え合うサービスを通して、今後も、世の中のエンジニアを応援してまいります。

本件に関する報道関係の方々のお問い合わせ先
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