プロジェクトチームとしてのBNF(Bad News First)の活用・事例紹介
国内のプロジェクトマネジメントの発展と適用拡大を目的にPMI日本支部が主催した「PMI※日本フォーラム2021」。今年は「デジタル革命に挑む! ~進化するプロジェクトマネジメント~」をテーマに7月10~31日に開催され、7月11日に当社の高崎EC所属エンジニアの湯原 宏行さんが登壇し、オンライン配信で発表を行いました。
※Project Management Institute
登壇のきっかけとなったのは、社内のプロジェクトマネジメント研修。参加したエンジニアの発表を見た外部講師(PMI日本支部アドバイザー)から「ぜひこの内容をプロジェクトマネジメント団体で発表してもらいたい」と要望をいただき、発表が実現しました。
当日は、各業界の中堅以上のプロジェクト・マネジャーや幹部・経営層の方々を中心に、そのほかプロジェクトマネジメントに造詣が深い学識経験者など約800人がオンラインで参加し、湯原さんが「プロジェクトチームとしてのBNF(Bad News First)の活用・事例紹介」について発表しました。
発表では「今まで数多くのプロジェクトを経験する中で『何でも言える、風通しの良いプロジェクトであることが重要』と感じました」とお伝えし、BNF、すなわち「悪い報告ほど、即報告する』ための具体的な方法やポイント、重要性を、実際に湯原さんが体験した事例や他社事例を交えて話されました。
発表の最後には「過去は変えられませんが、未来は変えられます。失敗してしまったとしても、なぜすぐに報告しなかったのか、なぜ失敗したのか、次はどうすれば報告でき、失敗せず成功するのかを考えて改善していけば、信頼関係も深まり、次の成功に近づけます。失敗は学びの元であり、成長のきっかけです。そして一緒に仕事をする仲間たちと、コミュニケーションの一環として、少しでも未来を変えていけるように、Bad News Firstの運用を続けていきたいと思います」と締めくくりました。
発表後には参加者から「非常に共感しました」などの感想と多くの質問がありました。事務局からは「紹介いただきました『BNF』について聴講者の反応も良く、理事、事務局、ボランティア・スタッフ一同で大変喜んでおります」というお言葉とともに、感謝状をいただきました。