今年1年を通して、皆さんと一緒に考えていきたいテーマがあります。それは、「個々の『役割発揮』が組織を強くする」、ということです。
私は、「役割発揮」ができる人とは、自分の今なすべきことを考え、自分がどう行動すればいいのかを自ら判断することで、能動的に取り組んでいく人のことだと考えています。
メイテックエンジニアの皆さんは、製造業のお客さまと共に働く環境の中で、普段からお客さまが求めている以上の期待に応えるため、常に+αのアウトプットに向けて取り組んでいることと思われます。
そのため、自然と「役割発揮」ができ、能動的に取り組んでいる人が多いのではないでしょうか。
ただ、組織のメンバーがお互いに同じ「目的」をしっかりとらえていないと、個々の「役割発揮」が組織の成果につながっていかないことがあります。
「個々の『役割発揮』が組織を強くする」
この意味は、組織の中のメンバーが、意識して同じ目的をとらえ、個々の役割を最大限発揮することで、組織として期待以上の成果につながっていくということを表しています。一つのミッションを達成させるために、同じ組織の上長・仲間と、お互いが同じ目的に向かっていることを繰り返し確認し合いながら、今よりももっと高い価値を提供できるように挑戦することが重要です。
その力は、まさに「フォロアーシップ」と言えます。
自分が周りの皆さんに対して、いかに貢献していくのか。
自分が所属するチームや組織が、ほかの組織に対していかに貢献していくのか。
目的のためにどうつながっていくのか。
単に上長によるリーダーシップの一方向ではなくて、エンジニアの皆さんによる、上長あるいは組織の仲間に対する「フォロワーシップ」というものがあれば、より強い組織になっていくのです。
それが、エンジニアの皆さんの付加価値として、お客さまへの高い評価につながっていきます。
個々の役割を最大限発揮するためにも、エンジニアの皆さんは、ぜひ意識して「フォロワーシップ」の視点をもって、行動していきましょう。
間接職の皆さんにおいても、エンジニアの皆さんや製造業のお客さまをしっかりサポートしていくために、
一人一人が「フォロワーシップ」力を高めて役割発揮し、メイテックという組織を強固にしていきましょう。
下期は、例年通り各拠点で一泊研修が開催されています。
これから開催される拠点も多いと思いますが、ぜひ積極的に参加してください。
エンジニアの皆さんだけでなく、拠点長、営業スタッフ、総務スタッフの皆さんと、お互いにつながっていることを再認識する、良いチャンスです。
皆さん役割は異なりますが、それぞれの「フォロワーシップ」を話し合ったり、考えたりする機会にもなりますので、有効活用してほしいと思います。
「個々の『役割発揮』が組織を強くする」
皆さんと一緒に、今年1年間、深く考えていきたいテーマです。
メイテックグループCEO
代表取締役社長 國分 秀世