このたびの「平成28年(2016年)熊本地震」で被害に合われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
われわれメイテックは、2014年度より「グループ中期経営計画(2014-2016)」を推し進めています。2016年度の今年が3期目になりますが、あらためて「好景気は長くは続かない」ことを全社員が肝に銘じ、自らで考えて行動していくことで、グループ中期経営計画をやりきることが求められます。
特に、経済不況や天災などの大きな変化に直面しても、しっかり自力で存続し、成長する力を高めていくためには、「備え」をつくっておく必要があります。
メイテックの考える「備え」とは、製造業のお客さまが必要とする技術を、エンジニアの皆さんが常に身に付けていて、いつでも変化に対応できる状態をつくっていく、という意味。そして間接職の皆さんは、外部環境の変化が起きたときにも、変わらずエンジニアの皆さんに成長する機会と場を提供し続けられる状態をつくっていく、という意味。一人一人が「自立と支え合い」により、多くの仲間やお客さまとつながり合って、「備え」をつくっていくことが、現グループ中期経営計画になります。
さて、4月に入社しました338名の新卒エンジニアの皆さんは、導入研修を経てこれから製造業のお客さま先で活躍してもらいます。メイテックはプロのエンジニア集団ですので、一人一人がプロフェッショナルとして自分のブランドを確立して、お客さまに期待以上の価値を提供できる集団ですが、新卒エンジニアの皆さんは、最初のうちは、メイテックというブランドの下で、働く「機会と場」を獲得することになります。しかし、その後は6,600名以上の先輩エンジニアと同じく、自分で自分のブランドをつくっていかなければなりません。新卒エンジニアの皆さんは、どう自分のブランドをつくり磨いていくか。そして、先輩エンジニアの皆さんは、新卒エンジニアをサポートしながら、自身のブランドに誇りを持ち、さらにどう高めていくかを、意識的に取り組むことを期待しています。
5月より、会社とエンジニア、エンジニアとエンジニアがリアルにつながることのできる「機会と場」として、全拠点で「2016年度 社長懇話会」を開催します。
エンジニアの「豊かなエンジニア人生」のために、お客さまのベストパートナーになるために、着実にわれわれは前へ進んでいることについて、皆さんと共有したい。そして、皆さんの積極的な協力と貢献があるからこそ、着実に進んでいることを、リアルに見て・聞いて・感じられる場にしたいと考えています。
全従業員の皆さんとお会いできることを、楽しみにしています。
メイテックグループCEO
代表取締役社長 國分 秀世