現中期経営計画「Next Stage1」の最終年度である2019年度がスタートしました。
この春に大学・大学院を卒業され、当社に入社された多くの新しい仲間も含めて、「全社員が一丸となって主体的に取り組んでいく」ことを、年度最初のわたしの言葉とさせていただきます。
さて、2019年4月発行の季刊誌「SYORYU(社内報)」の企画で、先日わたしは4人のベテランエンジニアの皆さんとの座談会に参加しました。得るものが非常に多い座談会でしたが、その中でも特に印象に残ったエピソードがあります。それは、「感じる、受け入れる、考える、動く」という4要素の話です。詳細は、ぜひ社内報をご覧いただければと思いますが、「受け入れる」という難しさについては、あらためて学ぶところがありました。
一人のベテランエンジニアの言葉で、「エンジニアとしてのキャリアを積み、自分に『自信』や『プライド』が付けば付くほど、何かを『受け入れる』ことが難しくなっていく」というものがありました。これは、あらゆる職業にも共通して言えることだと思います。「受け入れる」とは、先入観や固定概念を持たずに傾聴し、行動に移していくことですから、経験豊富な職業人には、その力は逆にハードルが高いかもしれません。ただ、どれだけプロフェッショナルになっても、真摯に「受け入れる」という力を活かすことができれば、自らをさらに成長・進化させるチャンスが広がり、かつお客さまに満足度の高い付加価値を提供できるのではないでしょうか。そんなことを素直に気付かせてもらえる機会でした。
また、冒頭に触れました「全社員が一丸となって」という言葉も、2019年度のメイテックにとって非常に重要な意味を持っています。全社員が「自立」してそれぞれが目指すプロフェッショナルを追求することは望むところですが、その状態を「支え合う」ことがメイテックの真の強みです。当社の本質を表す呼称の中で「Engineering Firm」と表現しているとおり、メイテックはプロフェッショナルなエンジニア集団です。個が強くなり個の力を結集することが、集団を強くすると考えています。
2019年度は、今まで以上に集団として強くなるための「機会と場」を、全社員が主体的に創り、会社を盛り上げていくことを期待します。そして、若手であろうと、中堅・ベテランであろうと、積極的に「機会と場」に参加し、真摯に「受け入れる」姿勢で取り組むことによって、「自分の強み」を磨き続けてください。
メイテックグループCEO
代表取締役社長 國分 秀世