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2021年2月 (社員向け)社長メッセージ

自らをリスキリングする

2021年の年頭所感では、メイテックグループの経営理念である「共生と繁栄」をメッセージしました。経営理念とは、その企業が目指す理想像を明文化したものですが、社員の皆さんは日頃の業務の中で、「共生と繁栄」を意識して行動しているでしょうか。
 

当社は、社会と共に、お客さまと共に、世界中の人々、もちろん社員の皆さんと共に生き、繁栄していくという役割・責任を持つことを理念として掲げています。そして、われわれの事業活動を担っている社員の皆さんがそのことを認識し、あらゆる技術を駆使して、社会が求めている製品やサービスを製造業のお客さまと共に創造することが、われわれの大事なミッションだと考えます。「脱炭素化」「ものの自動化」「非接触化」「デジタル社会」など、あらゆるものが急激に、かつ大きく「変革」する今の社会だからこそ、われわれは絶えずその動向に目を向けて、的確に応えられるよう進化しなければならない。現中期経営計画のテーマである「The Transformation」を実行する目的は、「共生と繁栄」のためだということを、あらためて共有しておきます。
 

さて、社員の皆さんには、もう1つ伝えたいことがあります。それは、「自らをリスキリングする」ということです。「リスキリング(Reskilling)」は、「能力を再開発・再教育する」という意味ですが、今すべての人に求められていることだと思います。特に、毎日報道で取り上げられている「DX(デジタルトランスフォーメーション)」は、社会や産業、生活の在り方を大きく変えようとしています。例えば自動車が、近い将来ハードウェア主体の機械からソフトウェア主体の電子機器へと変化した場合、さらにはサービスコンテンツと化した場合、今自動車業界に関わっていると言われる約550万人の労働者のうち、どれだけの人がその後も活躍し続けられるのでしょうか。いち早く「自らをリスキリング」し、これからの時代に必要な能力や技術を身に付けて、変化に対する強靭さを高めておくことが、新たな社会で活躍する術なのです。
 

新型コロナウイルスの感染拡大で、大変厳しく辛い環境の中、会社を支えてくれている社員の皆さんには、心より感謝申し上げます。混沌とした時代の中でも、社員の皆さんが安心して活躍できるように、会社は全力でサポートします。皆さんもぜひ、「自らをリスキリング」して、エンジニアとしての活躍領域を広げ、一緒に「共生と繁栄」を実現し続けていきましょう。

以上

代表取締役社長
國分 秀世