2023年11月 (社員向け)社長メッセージ
「ウェルビーイング」を追求する
2023年10月に、国内最大級のイベントが2つ開催されました。「CEATEC 2023」と「Japan Mobility Show 2023」です。今社会で起きているテクノロジーの変化・進化をいち早く感受できるとともに、未来に向けたワクワクがあふれているイベントでした。
「CEATEC 2023」は、あらゆる産業を網羅する「Society5.0」の総合展で、メタバースやロボット、人工知能(AI)などの最先端技術を活用して、豊かな未来社会を体現できるイベントです。「Japan Mobility Show 2023」は、「東京モーターショー」をフルモデルチェンジし、自動車業界の枠を超え、「オールインダストリー」でモビリティの未来をまるごと体験できるショーです。
私が、この2つのイベントに共通して感じたことは、「モノづくりの展示会」から「コトづくりの体験イベント」へシフトしているということ。また、人と人、企業と企業がつながり、イノベーションを起こしていくための「共創」の概念。そして、サステナブルな社会の実現に向けた「ウェルビーイング(Well-being)」の追求です。特に、ウェルビーイングの追求は、人々の豊かさや幸福度を最大化していくことであり、マーケットインの視点で、ハードウェアとソフトウェアのテクノロジーをかけ合わせて、新たなソリューションを提供することが求められているのだと感じました。
例えば、「CEATEC 2023」で紹介された「デジタル田園都市国家構想」では、産官学が連携してさまざまな「未来の暮らし」を提案。DXやGX、ロボットなどの最新テクノロジーのかけ合わせや融合で、地方と都市の垣根を超えた「心ゆたかな暮らし」と「持続可能な環境・社会・経済」を実現する構想に触れることができました。
社員の皆さんの中にも、実際に本イベントに参加したり、ニュースや公式HPなどから情報を取得したりした人は多くいると思います。重要なのは、探究心や好奇心を持って、最新のテクノロジーや製品、サービスを感受し、どう考動するかです。
私たちは、お客さまの顕在ニーズに応えるだけでなく、潜在ニーズを掘り起こし、新しい価値やソリューションを提案することができるエンジニアでありたい。そのために、「自ら学び続ける姿勢」が欠かせません。常に、自分のスキルや知識をアップデートさせ、どう生かすかを考えて提案してみる。それが、顧客感動を生み出し、生活者と社会の「幸福」を追求することに必ずつながります。
代表取締役社長
國分 秀世